●<空から見た秩父鉱業線の廃線跡>・・・昭和59年廃止
廃線跡は普通は地上を徒歩で探訪するのだが、今回はパラグライダーの友人にお願いして空から撮影してもらいました。
ここは東武東上線高坂駅から西へ分岐していた秩父鉱業線跡で、セメントの材料になる石灰石の運搬に使われていました。
(写真をクリックすれば拡大して見られます)

まず1枚目は高坂駅を出たところから関越道をオーバークロスする手前までです。
高坂廃線跡


2枚目はその先です。ちょうど中間にあった秩父鉱業の採石場跡は平坦な広い空き地になっています。
葛袋


3枚目は終点の高本付近です。終点だった採石場跡は現在、清澄ゴルフクラブのコース管理センターになっています。
高本終点付近

この廃線跡は昭和30年頃葛袋まで開通し、その後高本まで延長されたようです。廃止は昭和59年で、現在は線路と架線こそ取り外されているが、所々で路盤の手入れ(草刈り)が行われており空からも辿ることが出来る。橋などの遺物も残されており一部は廃線跡の歩行も可能なようです。 関越高速をオーバークロスする橋梁には電化されていた証の架線柱を今でも見ることが出来ます。
(平成22年9月)
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