●北海道●
<ちほく高原鉄道の廃線跡>

〜陸別から足寄へ〜
ちほく高原鉄道は平成元年にJR池北線を引き継いで第三セクター鉄道として運行され、ふるさと銀河線とも呼ばれていました。 しかし、過疎化による利用者の減少などで累積赤字には勝てず平成18年4月20日に廃止になった。
廃止1ヶ月後の様子を見てきました。
北見駅でレンタカーを借りて南に向かいます。レンタカーにはナビが付いているので、目的地として陸別を設定したら、山越えの砂利道を行く羽目になってしまった。 久しぶりの山越えのダート走行になったが、途中に静かな山間のチミケップ湖を見ることが出来た。
陸別駅はりっぱな道の駅と共用になっていました。と、ホームでは単行の気動車がエンジンをかけていました。点検なのでしょうか。
この駅には他にも気動車が数両留置されています。ヘッドマークも付いて綺麗なままです。
ちほく線ちほく線

ホームは島式と駅舎側の片面ホームがあり、跨線橋が架かっていました。
ちほく線ちほく線

ここからは並行する国道242号線を南下すると、線路や鉄橋が近くに見えるようになります。踏切や鉄橋のところはすべて柵が付けられていました。
ちほく線ちほく線

駅舎・ホームや線路もまだそのままの状態です。左は上利別駅、右は西一線駅です。上利別は駅前通りもあり良い感じの田舎的な駅である。
一部の踏切で線路が外されているところもありましたが、99%はそのままになっているようです。
ちほく線ちほく線

足寄駅です。ここも道の駅と共用です。橋上駅舎みたいな感じですが、上は多目的ホールや展望台になっている公共施設のようです。 改札口のドアからホームに入ることも出来ます。
今日はこの後、士幌線に行くのでここからは糠平湖に向かいます。この道の駅で昼食です。
ちほく線ちほく線

〜陸別から北見へ〜
士幌線糠平の帰りは陸別からちほく線沿いの国道242号線で帰ります。
新しい国道の陸橋には「池北線」の銘板が付いています。そこから見た線路です。奥に見えるのは分線駅と思われます。
ちほく線ちほく線

これは川上駅です。この駅は秘境駅の全国16位とされているように、国道は駅前を通っているが周囲に人家は無い。
線路はこの先、395mの池北峠をトンネル無しで越えて置戸・訓子府を回って北見に向かうのです。
駅レンタカー窓口の閉まる18時前に北見駅に戻りました。窓口の閉店が早いので、時間を気にしながらの1日でした。
ちほく線ちほく線

(平成18年5月)
inserted by FC2 system