房総の秘境駅「久我原駅」を訪ねる旅 2016春 <プロローグ> 関東地方で2番目の秘境駅である久我原駅を訪ねて日帰り旅をしてきました。 ここは房総半島の真ん中の山の中でした。 行きは武蔵野線から外房線回り、大原駅でいすみ鉄道に乗り換え、約1時間で目的の久我原駅です。 帰りは路線バスで勝浦に出て、房総半島を1周するようにして帰ってきました。 (往復とも海浜幕張駅での乗り換え時間が短いが、同じホームなので余裕で乗り換え出来きました) | |
つきのわ
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<つきのわ〜川越〜埼京線・武蔵野線・京葉線・外房線〜大原>
川越駅は7:35発、 平日、朝の通勤通学の混雑時間帯は7時前後は比較的着席しやすいが、武蔵野線からは立ち席になるも途中で着席出来る。最近の通勤電車はぎゅう詰め混雑にはならないから助かる。 JR線電車を4回乗り継いで千葉県外房の大原駅に着きます。 <いすみ鉄道に乗る> 大原駅で駅弁でも仕入れられればいいかなぁと思っていたが駅売店には置いてありません。(土曜休日に限っては予約弁当があるそうですが) ここからはいすみ鉄道線の上総中野行きの気動車に乗ります。この車両、2両編成のうち1両は指定席でレストラン車となっている。 沿線にはローカル線らしい景色が広がります。車窓からの見どころはその都度、車掌氏から説明放送があります。 <国吉駅停車> 途中の国吉駅では反対列車待ち合わせで8分ほど停車。下車して記念写真も撮れます。 <大多喜駅> 大多喜駅では後ろのレストラン車に団体客が乗り込んできました。。いすみ鉄道では結構観光に力をいれているようです。 発車時は横断幕での見送りがあります。(多分、団体さんのためでしょうけど。。) 車内を見るとこの今乗っている車両が以前に走っていたJR大糸線の料金表(ワンマン時の料金表示板も)が付いたままになっています。中吊り広告も写真には撮らなかったが古いものでした。 <秘境駅・久我原駅> 11:50、目的の久我原駅に着きました。 下車客はいないかと思っていたが他に2名が下車。写真も撮らずに行ってしまったので一般客のようでした。 この駅は秘境度全国49位の駅である。線路は上下線共用の1線のみ。ホームに小さな待合室があるのみで、駅舎やトイレは無い。ホームから来た方向を見ると山だけ。 南側を見ると遠方に数軒の家の屋根が見える。 平均乗車人数は1日9名とのことである。 路線バスのバス停は少し離れており、この線路沿いを500mほど戻り、国道465号線に出たところに小湊鉄道バスの久我原バス停がある。 待合室に掲示されている時刻表です。平均1時間に1本ほどだ。駅ノートもありました。 駅から30mほどのところに自転車置き場があるが、1台も留っていません。 100mほど行くと車道に合流したところにバスが何台か留っている観光バス会社と民家もある。 そこから駅方向を見ます。小さな駅を示す標識があります。ここに鉄道写真を撮りにクルマで来ている人がいました。そういえば先ほどの鉄道沿線にもところどころに撮影者を見ました。いすみ鉄道は古い車両(旧国鉄型)が走っているのが注目されているようです。 <道の駅を目指して歩く> お昼を食べたいので道の駅へ向かいます。駅から南へ300mほどで国道297号線に出るので、その信号を左に行って「道の駅おおたき」を目指します。 国道を進んで行きます。結構なクルマの交通量はあります。 ゆったりとした流れの夷隅川を渡ります。 道の駅の標識が見えてきました。 <道の駅おおたき> この道の駅でトイレと食事休憩です。駐車場はクルマでいっぱいです。道の駅に歩いて来る人は少ないでしょうが、すぐ前には高速バスのバス停があります。 この後は小湊鉄道バスに乗る予定なので食事もそこそこに勝浦行きのバス停への行き方を聞いて歩きます。民家の点在する集落の中の道を行くが、わかりにくい道なので途中で軽トラックの地元の人に確認します。 <小湊鉄道の路線バスに乗って> 途中、里山の道を迷いそうになりながら、東総元の旧国道に出たらすぐにバスが来て飛び乗ります。本当は久我原バス停を目指したのだが迷ってひとつ先のバス停に来てしまったのだ。ちょっと忙しかった。 このバスも乗客は少ないが市内に入ってから道路工事箇所があり、数分の遅れ。勝浦駅の階段を駆けて上がり、改札に入ったらもう電車は来てぎりぎり間に合ったのだ。 <勝浦〜外房線で安房小湊へ> 途中駅の「行川アイランド駅」は3年前に下車して「おせんころがし」に行ったことがある。この駅は行川アイランドが閉園してからは周囲には民家も見えないところだが、国道が目の前を走っているのでちょっと秘境駅というわけでは無さそう。 安房小湊駅に着いたので、ここで途中下車して1時間ほど海岸を散策します。 駅からすぐの海岸はなかなかの風景です。この海岸には鯛が生息しているらしく、釣りを禁止して保護しているようです。 <安房小湊〜外房線で安房鴨川> 海岸散歩の後、安房小湊駅からも209系の電車に乗ります。房総線にはこの形式の電車が多いようです。 <内房線で京葉線蘇我へ> 途中、安房鴨川で電車を乗り換えます。ここで内房線(東京湾側線)に変わります。ですからここが房総一周の折り返し点、というところでしょう。 千葉行きの電車は車窓に時々海岸風景を見ながら進みます。 浜金谷駅付近の車窓から見えた鋸山です。 線路わきには菜の花がところどころに。。。。 |