●北杜市(山梨県)
PVネット山梨支部の発電所見学会に参加して北杜(ほくと)市に行ってきました。
北杜市は2004年に山梨県北部の7町村が合併して生まれた市。
こちらでは行政も自然エネルギーの採用にかなり力を入れているようです。
左は「丘の公園」の斜面に設置された最大100KWのソーラーパネル。(高根町)
右は個人による手作りの大規模発電設備(33KW)で農地の休耕地に設置されている。(大泉町)
訪問日はあいにくの曇り空(霧空)で、この日の発電量は少なかったが、この大きさには圧倒される。
こちらは農業用水路を使った市営の水力発電所。最大出力は320KW。
取水口は1Km以上離れているが落差は85mある。今年完成したばかりの、事業費は4億4000万円。(高根町)
水力は太陽光に比べて夜間でもフルに発電出来る良さはあるが、機械物だからメカ的な保守が必要だ。また太陽光だと騒音は無いが、水力では発電室に入ると発電機の音が結構うるさい。
この他にも公民館や観光施設内などにソーラーパネルや風力発電が置かれていた。
左は高根町八ヶ岳興民館(興の字は開拓に力を注いだ人の名を取ったもの)、右は長坂町三分の一湧水わきの施設。湧水の水量が多く、これを小水力発電(1KW)に利用している。
(平成19年7月)
●日本工業大学(埼玉県宮代町)
PVネットのグループで日本工業大学の太陽光発電システムを見学に行ってきました。
門を入ると本館の屋上に「採光型モジュール」を使った建物一体型のユニットが目に入ります。これはセルとセルの間が透明になっており、
このパネルを壁や屋根として使えば室内にも光が入るのです。
屋上に上がるとコの字型の本館ビルの平屋根全面にモジュールが設置されていました。すごい。。。でも傾斜が少ないので汚れが貯まりやすいようです。
インバーターは採光型モジュールの部屋の下に設置されています。
別棟の屋上には風力発電も13KWが1機、設置されていますが、今日は風が弱いので回り方はいまいちでした。
玄関のロビーには現在の発電量が表示されています。最大出力は300KWだが、電力会社への売電は無く、すべて校内で消費されるとのこと。
平成12年完成で、事業費は3億5000万円。
(平成18年4月22日)
●東京都水道局(小河内ダム)
東京の水がめである小河内ダムで太陽光発電を行っている。
ソーラーパネルは観光用の無料駐車場に設置し、傍にある「水と緑のふれあい館」に供給している。
駐車場(普通車用のすべて)に屋根のように付いているので、一般の観光客は有料駐車場ではないのかと戸惑っている人もいるようだ。サイドには太陽光説明パネル兼発電量の表示パネルがある。
(平成16年4月7日)