ETCの話

ETCは分割民営化された高速道路会社(旧日本道路公団)が進めている通行料金の自動支払いシステムである。 Electronic Toll Collection System から略してETCと呼ばれている。
当初は機器の価格が高価でしたが、現在では1万円前後で購入できるし、いろいろなとくとくサービスがあるしするので、小生も導入してみました。
機種は少し価格が高めだったがカーナビと連動するトヨタ純正(08685-00150)のものにしました。
ETC機器の購入
現在はリースで購入すると¥5250のキャッシュバックが貰えるので、これを利用すると良い。販売店によっては2年の2回払いで2年後に¥200、購入時にその差額を払うというようなものもある。
購入時には販売店により車種やナンバーなどの登録情報を書き込むセットアップ作業が必ず必要で、これは別料金が必要です。(車検証データの書き込み)

取り付け
機器の連動取り付けは専門業者に頼むのが確実だが、自分での取り付けに挑戦してみました。(トヨタプレミオ)
純正のカーナビTVの取り外しが結構大変な作業である。まず、周辺のエアコン吹き出し口や灰皿・装飾パネルの取り外しは6点ほどある。噴出し口やパネルははめ込み式になっているが、引き抜くのには結構と力やコツが要ります。この作業が一番大変でした。
あとはカーナビの取り外しですが、カーナビ本体はデッキなどと一体型で6本のネジを外します。GPSのアンテナ線?が邪魔なので、そのコネクタを抜いてカーナビ本体を引き出します。この時、下側のコンソールに傷を付けやすいので注意が必要です。 (取り外しの手順はネットで見つけた)
尚、カーナビとの連動をさせない場合の接続は、電源ケーブルを繋ぐだけだから簡単になります。

別売り連動用の接続ケーブルは変換ケーブルを含めて2本を直列に繋ぐのだが、まず短い方(変換ケーブル)をカーナビのコネクタと合う端子を探して接続し、もうひとつのETC側からのケーブルを繋ぎます。ETC側の線は三つ又線であるが、使わないコネクタにはカバーをして保護します。 カーナビの裏には空きの端子が沢山あるので迷いますが、プレミオの場合は一番大きい端子でした。
電源は連動ケーブルから供給されます。

ETC本体の固定は助手席シートとコンソールの間に挟む状態としました。コンソールボックスの中に入れる方法もありますが、どうも穴を開けにくいので。。。

この機種はアンテナ分離型なので、アンテナはフロントガラスの車検証ラベルの脇に付けました。
動作を確認した後、カーナビやパネルを取り付け、最後にワイヤー処理は出来るだけモールやパネルに隠すように配線しました。

ETCカード
ETCは機器を取り付けただけでは利用できません。クレジットカード(ETC用)が必要です。 既にクレジットカードを所有している場合は、そのカード会社から無料でETCカードを発行して貰えます。 新規にクレジットカードを作る場合でも年会費無料のカード会社を利用しましょう。
ETCカードはICカードで、これを機器に差し込んで料金所を通過するのです。

使用感
・取り付けは1時間くらいかかりましたが、何とかすっきりと取り付け出来ました。
・とにかく料金所ではいちいち料金を払わなくても済むし、現金払いでモタモタしているクルマを横目にしながらゲートを通過出来るのは楽しいです。
・利用の時間帯(朝晩・深夜)によっては50%〜30%の割引料金になったり、マイレージサービスも利用できるのは現金払いよりもずっと得である。。 1ヶ月に1回くらい100Km以下を往復すれば1年で機器購入代の元が取れそうです。
・カーナビ連動だと、ナビの音声や画面で料金や履歴が見られるのです。
・カードは挿入したままだと盗難には注意が必要です。高速に乗るときだけ入れるのが一番いいが、カードの挿入忘れには注意が必要です。

ETCで領収書を貰う
今回、高速道路の利用で領収書を貰う必要がありました。この場合、入り出とも一般ゲートを通って現金払いにすれば簡単ですが、せっかくのとくとく料金ですからETCを使いたいですね。
その方法ですが、入るときはETCゲートを通ります。出るときに一般有人ゲートでETCカードを提示すれば料金も引き落としで、領収書(利用証明書)が貰えます。 この時、兼用のゲートには入ってはいけません。
どうぞ皆さん、ETC走行をお楽しみ下さい。



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