D-StarのDV(デジタルボイス)モード

D-Starでまず、音声モードでの交信をしてみます。 これはデジタルレピーターを利用することにより、全国の札幌や九州などの遠距離のD-Star局と交信が出来ます。
もちろん、DVモードによる近くの直接交信でもいいのですが、まだローカルにはD-Starデジタルを利用できる局がいないのです。

DV音声通信の概要


現在はまだレピーター局はFMモードに比べて少なく、当局からだと西東京のJP1YIWが唯一アクセスできました。

PCの設定

■PCとの接続とソフトウエアのインストール
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ここではPCを接続する場合を説明します。(PCが無い場合はリモコンボックスだけで操作しますが、文字入力がPCだと簡単です)
・パソコンとID1本体をUSBケーブルで接続します。
・ID1に付属しているコントロールソフトウエアをWinPCにインストールします。
・ID1ソフトを立ち上げます。
・画面に「COMポート通信エラー」が表示されたら、「システムのプロパティ」でCOMポート番号を正しく設定します。
・正常に立ち上がると下のような操作パネルの画面が表示されます。
この画面によりPC画面でほとんどのコントロールが出来るようになります。
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・DVレピーターを利用する場合の設定は、周波数表示の左上に「DV RPT-」が表示されます。 レピーター周波数などは必要に応じてメモリーチャンネルにしておけばいいでしょう。

コールサインの設定(選択)

「CS」ボタンを押すとコールサイン設定画面が出てきます。相手局・レピーター局・自局のコールサインを記入します。

相手局−CQCQCQ・・ネット経由でない場合のCQ
   −/JP8***・・ネット経由での相手先レピータでCQ
RPT1−JP1□□□_□・・直接アクセスするレピーターのコールサイン
RPT2−JP1△△△_G・・のゲートウエイ局のコールサイン

※相手局やレピーターのコールサインはJARLなどのWebで確認します。

■同一レピーターで呼び出す場合
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■他のレピーターで呼び出す場合
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これでカーチャンク(送信テスト)をすると、レピーターから信号が帰ってきます。正常な場合、以下のような受信履歴が表示されます。
うまく行かない場合は、コールサインの設定を再確認します。
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そして、マイクから通常の呼び出しを行えばいいのです。

聞こえた局を呼ぶ

CQ呼び出しなどで聞こえた局があった場合、受信履歴に表示されるそのコールサインをダブルクリックすればコールサイン選択画面が自動的にその局が設定されるので、そのままその局をコールすれば良い。


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