D-StarのDD(データ)モード

D-StarでDV(デジタルボイス)モードでは自宅の固定から1200Mhzで札幌や九州の局と交信が出来ました。
次はDD(デジタルデータ)モードにチャレンジです。ところが、同じ端末を使いましたが接続は出来ませんでした。
そこで、クルマで近くの良い場所を探して西東京レピーターに合わせて実験してみました。

システムの概要

・通信の概要



・端末の接続

端末機の設定

・パソコン
既に接続してDVモードでも使っているWinPCのCF-B5Rです。
このPCは既にPCMCIAカードにて宅内無線LANに接続する設定がしてあります。このため、LAN端子が空いているのでここにTRXからのLANケーブルを繋いで見ます。 TCP/IPの設定は次のように行いました。
IPアドレス・・・・・JARLより付与された自局のアドレス
サブネットマスク・・255.0.0.0(D−Star)
ゲートウエイ・・・・10.0.0.15(JP1YIX局)
DNSサーバ・・・・10.0.0.15(JP1YIX局)

・ID−1
送信周波数1290.625MHz/モードはDD/RPS(デジタルデータ/レピーターシンプレックス)
PCのID−1ソフトを立ち上げて、以下のように設定しました。

TXinhランプをクリックして消灯させると自動送信可能になります。

運用

・常置場所(固定)からテスト
PCとID−1を上記のように設定し、西東京レピータのDDモードに接続を試みたが応答が無くてNG。 送信ランプ(TX)は点くが、レピータからの返信号が来ないのだ。
アンテナは今までの高さ13mのGPを長さが倍(2dbアップ)に変更したがNG。

・移動運用では

電源はPCのみDC−ACコンバータを使います。


結果:ブラウザをクリックするとブラウザ画面が出て接続に成功しました。自分のホームページやyahooに接続が出来たのです。 まさしく広域無線LANという感じです。DDレピーターの近くなら移動局からネットに接続できるわけです。アマチュア無線をやっていて良かったと思う瞬間でした。


受信履歴は下のように表示されました。


その他
D−Star
・DDモードの場合はアップリンク信号をかなり強く送らないとNGみたいです。(西東京レピーターの場合、ダウンリンク信号がS9プラス以上になるような場所と条件が必要)
・接続中はID−1本体のTX(赤)/RX(緑)ランプが交互に点滅します。
・右の写真が移動運用した場所です。標高は100mくらいと思われます。東から南(都内)方向に開けています。 西東京レピータから北北西に約30Kmの場所です。見通しの良い日なら西東京タワーが見えるかも知れません。(比企郡鳩山町)



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